はじめに:「うちの子、育てにくい?」と思ったら読んでほしい

2歳前後になると、子どもによって個性の差が大きくなりますよね。
言葉が早い子もいれば、まだおしゃべりが少ない子もいて、「うちの子は大丈夫かな?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
私自身も、息子が1歳半を迎えた頃から「もしかして育てにくい子…?」と感じる場面が増えました。
特に困ったのが物を投げる行動でした。
注意してもやめず、他人に当たりそうでヒヤヒヤ…。それきっかけに支援センターなどに遊びに出かけることも足が遠のいてしまいました。
これはただのイヤイヤ期?それとも発達に何かあるのかな?と悩みました。
この記事では、私が実際に感じた「育てにくさ」や気になった行動、そして同じように悩む親御さんに向けた対応策をまとめました。

気になった行動5選|「うちの子、ちょっと違う?」と思ったこと

① なんでもすぐに“投げる”
気持ちを表現する手段としてなんでもよく投げる、投げる。
おもちゃ、お皿、マグ、絵本…ひどいときは私のスマホまで。

硬いものを投げるのは本当にやめてほしい、、
とにかく手に持ったものを投げたがるブームがきたことがありました。
支援センターで他の子に当たりそうになったときは焦ってしまい、強めに注意してしまいました。
気持ちを表す手段として投げるときもあるし、ただ遊びの一つとしてテンションがあがってしまい投げるときもあります。
だめだよと伝えても、理解していない気がするし、また投げるし。
「どう対応していいかわからない」というのが本音でした。
② 言葉がゆっくりで気持ちが伝わりにくい
2歳になった時点で話せる単語は3語程度です。
こちらの言葉は理解しているようには見えるけど、要求は指差しや泣くことで伝えることが多い状態です。
言葉が出ないことで欲求不満 → 投げるという流れになっているのかもしれません。
無理に言葉を引き出そうとしても泣いて嫌がったりするので言葉が出るのをただ待っている状態です。
③ 落ち着きがなく、すぐに場所を移動する
お店の中でもウロウロ、外でも走り回ってしまい、常に目が離せない我が子。
食事中に椅子に座っていられず、外食は我が家にとってかなりのハードルの高さ。



外食先での椅子は私のおひざの上
子供が多いファミレスに行ったときには、他の同じくらいの子たちが落ち着いて食事をしていることに驚きました。
「もしかしてADHDの傾向?」と不安になったのもこの頃です。
④ 名前を呼んでも反応が薄いことがある
名前を呼んでも振り向かないときがあり、これは本当に心配です。
聞いているのか聞いていないふりをしているのか今でも全然わからないです。
場面によって反応があることもあり、一貫性のなさにモヤモヤしたりします。
特に、注意したときに無視されたように感じると、「しつけがなっていないのかな?」と思ってしまうときもありつらかったです。
⑤ こだわりが強い・偏食が強い
我が子は1歳半ごろから左右対称に何かを持っておきたいブームが始まりました。
支援センターでは、両手に同じおもちゃを2つ持って歩き回ります。
1つだけだとバランスが悪いのか泣きわめきます。
また、赤ちゃんの頃から偏食が強く、ベビーフードや野菜は絶対に食べませんでした。



外食先ではミルク一択でした
今でも食べられるものはかなり限定的で、保育園の給食はいつも白ごはんしか食べていません。
なんでも食べてくれる子を心底羨ましいと感じていました。
これって発達グレー?と思ったときにやってみた3つのこと


① 日々の様子を“記録”してみる
まずやってみてよかったのが、子どもの様子を記録することでした。
物を投げた時間、きっかけ、その時の状況…。箇条書きでもOKです。
日々の行動を“メモ”する
まずは、「何がいつ起きたか」をメモしておくことにしました。
- 何を投げたか
- その直前にどんなやりとりがあったのか
- 子どもの表情や声の調子
これを日々記録することで、「言葉が通じないときに投げる」「お昼寝前に荒れやすい」などだんだんパターンが見えてきました。
記録してみると、「眠いときに多い」「言葉が通じないときに投げやすい」など、行動パターンの傾向が見えてきます。



文字に書き出すことで心も整理されます
② 子どもに合った遊び・学びの環境を整える
単に「投げるのをやめなさい」と叱っても、子ども自身がどうすればいいのか分からず混乱してしまいます。
我が家では、子どもが夢中になれる遊びを見つけて“没頭”する時間を作ることが大きなポイントでした。
発達特性のある子も安心!プログラミング×ものづくりの習い事「LITALICOワンダー」
「ことばが遅い」「落ち着きがない」そんな子にもおすすめできる習い事が【LITALICOワンダー】。
発達障害・ADHD・学習障害の子どもにも対応した支援を行う「LITALICOジュニア」の運営元が手がける、子ども一人ひとりに合わせたIT×創造型教育です。
- ロボット・ゲーム・プログラミングなど“ハマれる学び”が見つかる
- コミュニケーションが苦手でもOK!専門スタッフが丁寧に対応
- オンラインでも受講可能で、全国どこでも体験できる
物を投げてしまう子でも、「こうすれば楽しい」「作るっておもしろい」という感覚を得られることで、落ち着いて集中する時間が少しずつ増えていきました。
③ 相談できる場所を持つ
2歳児健診や地域の育児相談センターなど、無料で相談できる機会は意外と多いです。
「大げさかも…」と思わず、一度話してみると心が軽くなります。
特に「親が孤立しがち」な時代なので、第三者とつながるだけでも安心材料になります。
こちらの記事で相談先をご紹介しています。


まとめ:「育てにくい」と感じたことは、愛情のサイン


「物を投げる」「言葉が遅い」そんな“ちょっと気になる”行動は、決して珍しいことではないと思います。
でも、「これって大丈夫かな?」と疑問を持てた私も含め、最後まで読んでくださったあなたはすでにお子さんとしっかり向き合っている証拠です。
投げる行動、言葉の遅れ、落ち着きのなさ…。
どれも親が**「気づいた」**ということが最初の大きな一歩です。
今のモヤモヤが、子どもと向き合うきっかけとなり、親としての視野を広げてくれることもあります。
必要に応じて、環境を変えたり、支援を頼ったりしながら、一緒に無理せずゆっくり歩んでいきましょう。