
こんにちは。1歳半を過ぎたあたりから、「物を投げる」行動が増えてきて、毎日どう対応したらいいのか悩んでいました。
特に発達グレーゾーンにいるのかもと感じているママとしては、周りの子と同じように成長しているのか不安でいっぱいですよね。
今回は、わが家のリアルな体験談を交えながら、2歳のグレーゾーンの子どもがなぜ物を投げるのか、そして親としてどんなふうに接してきたのかをお話しします。

うちの子、なんでこんなに投げるのか知りたい!
2歳ってそもそもどんな時期?グレーゾーンって何?


2歳という時期は、言葉も増え始め、自己主張が強くなってくる時期ですよね。
でも、まだまだ自分の気持ちを言葉で伝えきれないことが多いのも特徴。
感情が爆発しやすく、泣いたり怒ったり、時には物を投げてしまうことも珍しくありません。
私たちの子育てにとって大きなポイントになるのが「グレーゾーン」という言葉。
これは、発達障害の診断はまだついていないけれど、発達の凸凹や少し気になる点がある状態を表す言葉です。
我が子もまさにこのグレーゾーンにいるのかな?と感じ、日々発信をしています。
周囲からは「まだ小さいから大丈夫」「男の子はそういうもの」と言われることも多く、自己流でなんとか対応してきました。
我が子の「物を投げる」エピソード


私が初めて「あれ、おかしいな?」と思ったのは、1歳のときに参加した親子スイミング教室でした。
全13回のレッスンの中で、我が子だけ最後までお水や先生に慣れず、毎回大泣きしたり嫌そうにしていました。
同じくらいのお友達が先生やお水に楽しそうにしている中、我が子だけは最後までなかなか馴染めていませんでした。
当時はまだ1歳だったので、慣れるのに時間がかかるのかなとさほど気に留めていませんでした。
でも今思うと、これは「感覚過敏」や「環境に馴染めない」という発達特性のサインだったのかもと感じています。
1歳半を過ぎてからは、さらに「物を投げる」行動が激しくなりました。おもちゃや、お皿、何でも投げてしまう時期がありました。
周囲に気を遣うことも多くなり、児童館や支援センターから足が遠のいしまったのもこの時期からです。
叱ってもあまり効果はなく、むしろ笑っていることもあり、何言っても意味ない…と途方にくれていました。
時には私も他のことと積み重なった疲れや日々のストレスから「どうしてこんなにわかってくれないの?」と怒鳴りたくなる瞬間もありました。



何度言ってもやめなくて、こっちが泣きたくなったことも…
「我が子、なんでこんなに投げるの?」2歳グレーゾーンっ子の行動と向き合って分かったこと
物を投げる行動の裏には、子どもなりの理由がたくさんあると考えています。
●言葉で伝えきれない
2歳児はまだ語彙が少なく、自分の思いや不満を言葉で表現できません。
例えば、「おもちゃを取られた」「疲れた・眠たい」「かまってほしい」などの感情をうまく伝えられず、代わりに物を投げて表現することがあります。
うちの子も「眠たい」「遊びたいのに邪魔された」などの時、言葉が足りずに投げることで気持ちを伝えていました。
●感覚の調整が難しい
発達に気になる点がある子の中には、感覚に敏感だったり鈍感だったりする子もいます。物を投げることで「カンカン」という音の刺激を楽しんだり、投げる動作そのものが心地よかったりするのです。
私の子は音に敏感な方なので、物が床に当たる音を繰り返し聞くのを楽しんでいるように見受けられました。
●衝動をコントロールしにくい
我が子は疲れていたり、興奮していたりすると、衝動的に物を投げることが増えます。
特にグレーゾーンの子は感情の切り替えが難しく、我慢が効かない傾向があると言われています。
うちの子も昼寝不足やテンションが上がった時は特に物を投げる頻度が増えました。そんな時は「言葉で伝えたいことがあるんだな」と思って落ち着いて対応するよう意識しています。
親だからこそできる、優しい対応の工夫


親として何より大切なのは、子どもの行動の背景を理解して寄り添うことだと感じています。
私が実際にやってみて効果があった対応法を紹介します。
- 落ち着いて、感情的にならない
投げられて、こちらが怒ると子どもは混乱し、さらに不安定になります。
私もついイラッとすることはありますが、叱ることで我が子の投げる・泣くなどの行動がエスカレートしてしまいます。
深呼吸して別室に行ったりして「大丈夫、落ち着こう」と自分に言い聞かせています。 - 投げていいものを決める
安全なおもちゃ(柔らかいボールや布製のもの)を用意し、「これは投げていいよ」と伝えて一つ一つ教えていきました。
子どもにとっては「投げるのはダメ」だけではわかりづらいので、「投げる対象を限定する」ことで気持ちの切り替えがしやすくなりました。 - 言葉で代弁する
子どもが物を投げた時、「何がイヤだったの?」「そうか、疲れたんだね」など、子どもの気持ちを言葉にしてあげるように意識しています。
これだけで子どもが安心し、落ち着くことがあります。 - 落ち着ける場所を作る
家の一角にお気に入りのクッションやぬいぐるみを置いて、気持ちを切り替える場所を用意しました。本人も「ここにいけば大丈夫」という安心感が芽生えたように感じます。 - 小さな「できた!」を褒めるようにした
物を投げずにおもちゃで遊べた時間や、やったらダメなことを自制できた瞬間、大袈裟なくらい褒めることで、子どもに自信がつきました。うちの子は褒められると伸びるタイプなので、褒めると嬉しそうに笑顔を見せてくれます。



冷静に対応するほうが我が子は落ち着くことが多いです
療育や支援も選択肢に入れていい!


私は今まで「親だけでなんとかしなきゃ」と思っていました。
しかし、最近は市の保健師さんに相談させてもらったり、周囲のサポートを受けながら子育てをしています。
子育ては孤独になりがちだけど、専門家の力を借りるのは決して悪いことではありません。
発達グレーゾーンの子どもに合った療育や支援ができる教室を探してみたところ、LITALICOワンダーというプログラミング教室に出会いました。
ここは「好きなこと」を伸ばしながら、子どもの自己肯定感を育む支援が特徴。
発達特性があっても、子どもが楽しく学べる環境が整っています。
また、LITALICOジュニアの療育サービスは個別に困りごとに寄り添い、親へのアドバイスも充実。無料体験もあるので、気軽に相談ができます。
気になった方はチェックしてみてください。
親も自分の心と体を大切にしよう
子どもに寄り添うことは大切ですが、親が疲れてしまうと良い対応はできません。私も何度も「もう無理…」と思うことがありました。
そんな時は無理をせず、「休む」「助けを求める」を意識しています。
- 投げられても安全なスペースを作る
家の中にクッションを置いた「安心ゾーン」を作り、子どもが投げても危なくない環境をつくりました。 - 家事を完璧にしない
掃除や洗濯を完璧にしなくても大丈夫。便利家電やネットスーパーも積極的に利用しています。 - 好きな飲み物や音楽でリラックスする時間を持つ
10分でも自分だけの時間を作ると気持ちが切り替わります。 - 周囲に話す
同じ悩みを持つママ友や専門家に話すことで孤独感が減り、気持ちが軽くなりました。



親だって毎日100点取れないよね…



そんな時はまぁいっか!で大丈夫ですよ!
【まとめ】


2歳のグレーゾーンの子どもが物を投げる行動には、ちゃんと理由があります。
言葉がまだ不十分だったり、感覚の違いがあったり、衝動を抑えにくかったり…。
親だからこそ、子どもの気持ちを理解して優しく寄り添うことが一番なのかなと最近は感じています。
そして、無理をせず、必要に応じて療育や支援も頼りながら、親子でゆっくり歩んでいきましょう。
私もまだまだ手探りですが、一緒に頑張りましょう!